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筑豊からの発信をするnote

はじめまして、田川市美術館です。
私たちは福岡県田川市にある市立美術館で、「筑豊からの発信」をテーマに活動しています。

このたび、私たちの活動をお伝えするために、公式noteを始めました。
福岡市や北九州市の美術館に比べると小さな美術館ですが、小規模だからこそできる実験的な企画を通じて、美術館や地域の魅力をお届けしていきます。


「筑豊」とは?

まず、「筑豊」という地域をご存知でしょうか?
筑豊地域は福岡市と北九州市のちょうど中間に位置しています。
もともと筑前国と豊前国という別の国でしたが、石炭産業の発展とともに明治時代以降、新しい地域価値として「筑豊」と呼ばれ始めました。

そんな筑豊地域に初めてできた本格的な美術館が、1991年に開館した田川市美術館です。

美術館の前庭は、もともとそこに育っていた樹木をそのまま生かした設計になっています。

田川市美術館では、地域に根差したテーマの企画展や、地域の人々に寄り添ったイベントを開催しています。
大きな美術館ではあまり紹介されない作家の作品も、小規模館ならではの自由度を活かして展示することができます。これが当館の大きな魅力です。

筑豊初の本格的な美術館

田川市美術館は、隣にある田川市立図書館とともに「田川市文化エリア」として「公共建築百選」に選ばれました。
設計を手掛けたのは「徳岡設計」。
近隣の嘉麻市にある織田廣喜美術館も手がけています。

隣に位置する田川市立図書館。カフェコーナーや自習室、ものづくりやアートを楽しめるFab&Art「デジタルラボとしょも」もあります。

当館には約2,500点の収蔵品があり、地域にゆかりのある松永真さんや立石大河亞さんなど、多くの作家の作品を収蔵しています。

雨の日の屋外展示場。季節ごとに違った趣を楽しむことができます。

田川は、北は香春岳、南は英彦山に囲まれ、昔は信仰と文化が交わる地であり、近代には豊かな石炭資源を背景に文化や産業が栄えた場所です。
このnoteを通じて、そんな田川市の魅力や私たち美術館の活動を少しずつご紹介していきます。
日々のちょっとした読み物として楽しんでいただけたら幸いです。

#美術館の日常紹介 #はじめましてのごあいさつ